ここ最近の屁の勢いが尋常じゃねぇ

興味の赴くままに生きた記録をつづる

1歳3ヵ月の息子との育休中の日々

1歳3か月の息子がいる。

4月から、保育園の1歳児クラスへの入園が決まっている。

私はGW明けから職場復帰だ。

 

2022年10月中旬から始まった産休・育休も、あっという間に残り数か月。

小・中・高・大学までは、学校に通ったり部活をしたり。休み中には宿題もあって、「何もしない」わけにはいかなかった。

 

社会人になってからは、いうまでもなく仕事の日々。

8年間の会社員生活のうち後半の2年ほどは、社会の風潮もあって残業はさほどなかったが、目の前の仕事をこなすうちにあっという間に過ぎ去っていった。

 

そして今、人生で初めて「何もしない」が許される日々を過ごしている。

 

まず、タスクリストの内容が変わった。

「●●の企画書…~×日まで」「△△さんに確認出し~今日中」といった内容がずらりと並んでいたiphoneのメモは、産休に入った途端、「肌着を買う」「赤ちゃんファーストの注文」といった平和な内容に変わった。

 

産休に入ってしばらくたつと、リストを作る必要もなくなった。

「今日は何しようかな~」から1日を始められる日々。幸福だ。

 

もちろん、家事や育児はしなければいけない。

だが、幸い息子は基本的に機嫌がよく、体も丈夫なほうなので、常につきっきりというわけでもない。

有難いことに、思っていたより自由な時間が多かった。

 

自分の記録用に、人生における珍しき今の日々をまとめておく。

 

育休中の1日の流れ

夜間のミルクは大体23時と3時。

ミルク以外の夜泣き(たぶん、ふと目覚めてそのまま寝付けず、さみしくて泣いているんだと思う)が月に1~2度あるものの、たいていはミルクを飲んでまた寝てくれる。

 

朝は7時くらいにむずかって起きる。

機嫌よく起き出すこともある。

Eテレをつければ静かに見ているので、その間に私はもう少し寝る。

 

息子のオムツを替え、8:15から朝ドラの「ブギウギ」を見る。

朝ドラをしっかり見るなんて、「ちゅらさん」以来かもしれない。

 

児童館に行く日は10時には家を出るため、食器を洗ったりして割とてきぱき動く。

息子に朝ごはん(米粉パンとバナナ)をあげ、着替えさせ、自分も軽く化粧をして家を出る。

 

児童館には、息子が生後4か月になった頃から行き始めた。

区内にいくつかあり、3カ所くらいを順繰りに回っていた。

 

週に1度、乳幼児向けのイベントがあり、「絵具遊び」や「ボールプール」など、家ではできないようなダイナミックなイベントもあるので、楽しく通っていた。

 

通う前までは、ママ友特有のわずらわしさがあるのかな…と少々不安だったが、

みんな"わきまえて"いる感じだった。

 

名前も知らない(聞かない)。

イベントが終われば続々と帰る。

お互いを詮索しない暗黙の了解があった。

 

児童館のイベントが11:30過ぎに終わる。

帰宅途中に弁当屋かコンビニで好きなものをテイクアウトするのが楽しみだ。

 

食べ終わったら息子に離乳食をあげる。

この後、息子も私も昼寝することが多い。

 

起きたら16:00くらい。

体力があればもう一度息子を連れ、近所のショッピングモールとかスーパーを巡回する。

 

17:00すぎに晩酌開始。夕飯を作りつつ、息子に離乳食をあげつつ、350ml缶を2本くらい空ける。

勢いづいた日はワインも飲む。

 

18:30頃、夫が帰宅。

19:00くらいに夕飯を食べ、20:00ごろに夫が息子をお風呂に入れる。

私は受け取り、歯磨き、保湿、着替えをさせる担当。

 

20:30ごろからは、夫にまかせて私一人でジョギングに出たり、銭湯に行ったり。

一人で身軽に動ける貴重な時間だ。

 

家でお風呂に入り、そのままだらだら動画やドラマを見ることも多い。

ちなみに、最近ジョギングはややサボり気味。

3日おきに走っていたが、5日~1週間空くこともある。

冬に痩せたって何も意味は無いので、まぁよしとする。

 

22:30ごろ夫が寝るので、外出したとしてもその時間までには戻る。

夜間のミルクの用意(哺乳瓶に粉ミルクを入れておき、お湯が減っていれば沸かす)。

 

息子は、ミルクを飲んでそのまますぐに寝てくれる日もあるし、いつまでも元気に起きている日もある。

 

寝ない日はどうしたって寝ないので、眠そうにするまで遊ばせておく。

無理な寝かしつけはしない。

 

自分は0:00にはベッドに入るが、すぐには眠れず、YouTubeポッドキャストを聴きながら寝落ちする。

 

育休中、心の支えになったもの

育休期間は、とにかくYouTubeポッドキャストを聴きまくっている。

YouTubeプレミアムに加入したので、広告なしで快適に動画を流しっぱなしにできる。片耳には常にワイヤレスイヤホンを突っ込んでいた。

 

ジェーン・スーさんがパーソナリティを務める「生活は踊る」の中の相談コーナー、「相談は踊る」に出会えたのは良かった。

 

人生いろいろ。

匿名だからこそ赤裸々に話せる悩みってあるから、それらを聴けるのは貴重。

スーさんが相談者の悩みを冷静に読み解いて、時に優しく、時に厳しく答えていくから、聴いているだけで物事を見る視点が1個増えるような感覚がある。

 

あとは、自分のためにたくさんお金を使った。

歯列矯正、配信ライブ、服や靴、酒。

 

息子を連れて、いろんな場所にも行った。

お台場、清澄白河の庭園、王子公園。日本橋や東京駅周辺。日暮里。

赤羽の桐ヶ丘団地、墨田区の白髭東団地。

 

ある時、降りたことのない駅に行ってみたいと思い、大江戸線汐留駅で降りた。

高層ビルがぎゅうぎゅうに建ち並んでいて、その間を縫うようにゆりかもめが走っていた。

 

Googleマップで「イタリア公園」を見つけ、さぞかし優雅な公園なんだろうと思って行ってみたら、白い彫像がぽつぽつ立っているだけだった。

 

久しぶりのオフィス街。

13時頃だったので、ランチ終わりの気だるげな会社員たちが続々と自らのビルに吸いこまれていく時間と重なった。

働いていた頃を思い出し、懐かしさ半分、しんどさ半分。

 

考えないようにはしていたが、復職への不安が具体的に迫ってきた。

元来、働くことがあまり好きではないので、「戻りたくてしょうがない」という感じではない。

 

だが、一旦仕事を辞めれば正社員として再就職できる可能性はかなり低いだろうし、何かあった時のためにも自分で稼ぐ手段は持っておいたほうがいい。

だから復職する。

 

互いの実家が遠方なので、夫婦二人で仕事と育児と家事を両立させなければいけない。

実際にやってみないとわからないし、もやもや悩んでても仕方がない。

 

今は残りのホリデーを存分に謳歌しなきゃ。

産休・育休を取るためにここまで会社を辞めずに続けてきたといっても過言ではないんだから。

 

ちなみに、今年から遂に花粉症デビューした模様。

目は痒くないけどしぱしぱして、軽い鼻づまり。

アレグラを飲んだら楽になったからほぼ確だ。